汝、星のごとくを読んでみた感想!おすすめの理由や映画化の可能性について!

 

みなさん、こんにちは。

凪良ゆうさんの「汝、星のごとく」は、もう読まれましたか。

凪良ゆうさんの作品といえば「流浪の月」が映画化されていて、有名ですよね。

この「汝、星のごとく」も本屋大賞に選ばれていて、登場人物たちが織りなす物語は心温まるもので、読者に「自分らしく生きる」ことの大切さをそっと教えてくれる作品です。

ということで、この記事では「汝、星のごとく」を読んだ感想やどんな人におすすめか、おすすめの理由や映画化の可能性についてもご紹介していきますね。

それでは、最後までゆっくりご覧になってください。

汝、星のごとくを読んだ感想

この作品は島で出会った高校生の暁海と櫂が付き合ってから、櫂が亡くなる三十二歳までを描いた物語です。

この物語の深いところは、単に付き合って別れてというだけではないところ。

二人は親の事情によって、度々助け合うことになります。櫂の母親はスナックのママをしていて、よく男関係で泣き言を言っているけれど櫂は面倒くさがりながらも放っておけず、いつも母親の世話をしています。

暁海の母親は夫(暁海の父親)が浮気をしていることを知っていて離婚を提案されているけど断り続けています。

二人はそんな親に振り回されながらも助け合って生きていくのですが、その過程で北原先生という二人の高校の教師が何度も助けてくれます。

彼は少し変わっていて、二人がしてはいけないことをしていても怒りません。

北原先生の助けを受けながら、櫂は漫画原作を書いた漫画が売れて、漫画の絵を書いている友達と一緒に上京しました。

やがて忙しくなった櫂と島に残った暁海は上手くいかなくなり、別れてしまいます。

しかし、櫂は忙しすぎて周りが見えていなかっただけで、ずっと暁海のことを忘れられずにいました。

絵担当をしていた相方の同性愛者報道で炎上して漫画が売れなくなってからも、櫂は暁海と同じ名前の人と暮らしたりしたほどです。

更には、母親が宗教にハマって、櫂が職を失ったことも知らずに恥を承知でお金を借りに来た暁海に300万円も渡しているのです。

櫂は元々優しい性格ではありますが、好きな女の人のためならという男気溢れる行動に惚れ惚れしてしまいました。

そんな櫂も、絵担当だった友人が亡くなってしまうというショックな経験をしています。

櫂が何をしたんだというほど酷な人生だった気もしますが、最期は暁海と花火を見ながら逝きました。

そのシーンは本当に泣けて、二人とも大変な人生だったし暁海はこれからも続いていくけど、北原先生と互助会という体で結婚した暁海はまだ櫂のことを愛しています。

一方で北原先生も好きな人がいるという不思議な関係ですが、世間なんて気にしない堂々とした二人に憧れました。

この作品は直ぐに噂話が横行する島で、それでも世間を気にせず生きる幾人かの物語とも言えます。

そんな物語を読んで私は、自分のしたいことを堂々としたいと思ったし、様々な形で勇気づけられた人が多いのではないかと考えました。

汝、星のごとくの映画化の可能性は?

汝、星のごとくはまだ、刊行されてからまだ2年と3ヶ月しか経っていない作品です。

映画化されるには、その話が上がってからも監督、脚本、キャスト等々、することがたくさんあると思います。

そう考えたらまだ今後も来る可能性があるのではないかと思っています。

凪良ゆう先生は「流浪の月」が映画化されていますが、だからといってこちらが映画化されないとは言えません。

むしろ、同じく本屋大賞を受賞した作品で多くの支持を得ているからこそ、私はまだ期待しています。

汝、星のごとくを読んで欲しい人やおすすめの理由は?

夢があるけれど、一歩が踏み出せない人、世間からの目を気にして何もできなくなってしまっている人に薦めたいです。

今作では、暁海の父親の不倫相手である瞳子が一番堂々としていると感じます。

他人は人生の責任を取ってくれないとか、勝手に動くことは許されないって誰が許さないのとか、とにかく人生の決定権は自分自身にあるのだと言うことを教えてくれます。

その強い言葉から、実際に今そういう状況ではないにしても、一度は誰もが人の目を気にしてしなかったことがあるのではと思うのです。

将来の夢に関することから、お祭りで金魚すくいをするかどうかに至るまで、決定する場面はいくらでもあります。

それを、他人に笑われそうだから、無理だと罵られそうだからと諦めたことを、この本を呼んだらきっと後悔するんです。

あの時挑戦しておけばよかったと思ったり、失敗してでもやってみれば良かったと思ったりすると思います。

そんな人が瞳子さんの言葉を聞けば、少しくらいはこれからの参考になるんじゃないかと考えました。

凪良ゆうのプロフィールや経歴について

凪良ゆうさんのプロフィールや経歴について、ご紹介していきます。

名前:凪良ゆう

本名:不明

年齢:51歳

生年月日:1973年1月25日

出身:滋賀県大津市

身長:不明

血液型:不明

京都市在住で、2006年にBL作品にてデビュー。

代表作に、2021年に連続テレビドラマ化された「美しい彼」シリーズなど多数ある。

2017年にBL作家だった凪良ゆうが初めて書いた文芸作品「神様のビオトープ」が刊行され、多くの人から高い支持を集めた。

その後、「わたしの美しい庭」や「流浪の月」など多くの文芸作品を作り出す。

「流浪の月」は2020年に本屋大賞を受賞し、実写映画化もされている人気作品だ。

「滅びの前のシャングリラ」で2年連続本屋大賞ノミネートなど数々の偉業を成し遂げており、有名作品の他にも様々な作品を残している。

「汝、星のごとく」では本屋大賞の他に高校生直木賞にも選ばれており、多くの年代から高い支持を得た。

その続編となる「星を編む」も受賞はしなかったものの、本屋大賞にノミネートされた。

凪良ゆうの代表作品

凪良ゆうさんの代表作品をご紹介します。

  • 滅びの前のシャングリラ
  • 神様のビオトープ
  • 美しい彼

まとめ

改めてまとめると『汝、星のごとく』は、人間関係や困難な人生を真正面から描き出し、自分らしく生きることの大切さを教えてくれる作品。

読み終えた後、私たちが生きる中で何を選び、何を守るべきかを考えさせられます。

誰かに共感したり、勇気をもらったりすることで、この物語は多くの読者の心に響くでしょう。

ぜひ、自分の人生を見つめ直すきっかけとして手に取ってみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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