四畳半神話大系の感想やどんな人に読んでほしいか紹介!ドラマ化の可能性は?

 

みなさん、こんにちは。

森見登美彦さんの四畳半神話体系という小説を読んだことがありますか。

物語は京都を舞台にした作品で、京都大学の大学3回生が、1回生の時に選ぶサークルで、もしこの選択をしていたらという、4つの並行世界を描いています。

ということで、この記事では四畳半神話体系を読んだ感想やどんな人におすすめしたいかについてご紹介していきますね。

それでは、最後までゆっくりとご覧になってください。

四畳半神話大系の感想について

一話ごとに、主人公のふたり、「先輩」と「黒髪の乙女」のそれぞれの主観の話を交互に読み進めるという構成で京都に住む大学生の男女のそれぞれの恋愛の思考の対比が面白い作品です。

私は男性として先輩の立場に感情移入をするのかと思っていたが私は案外、黒髪の乙女の方の話がイメージがすごくわいた。

先輩は所謂、プライドが高く恋愛に対しても石橋を叩いて渡るようなダメダメな大学生でネガティブ思考であるが黒髪の乙女は高校を卒業し大学に入ったことで新しい世界が開いたばかりのキラキラ感。

どんな些細な物事もまるで自分という物語の神秘の一つと捉えている。

そんなピュアな言動のひとつひとつに私もかつてキラキラな大学一回生として毎日がフレッシュで出会う人出会う人にすべて肯定的に接していたことを思い出しました。

その人生の刹那的な瞬間を乙女の言動や行動、そして思考は描かれていていました。

また私は大学3回生、4回生と少しずつ大人に将来のことを考え不安やネガティブな思考になっていきましたがその立場は「先輩」に共感するような面です。

この物語の主人公の男女はすれ違い、思考の違い、勘違いなどを経てそれでもふたり結ばれていく訳ですが、大学生にウケるのが痛いくらい分かるくらい学生時代のあの頃の自分を重ねるような場面が多く、人生の刹那を切り取った作品であると私は思います。

四畳半神話大系のドラマ化の可能性は?

この作品はドラマ化はされていませんが、舞台化はされたことがあります。

女性キャストに乃木坂46の久保さんが選ばれたためにチケット争奪戦になりわたしは行けませんでしたがDVDで拝見しました。

この原作は大学生の男女のそれぞれの視点で交互に語られる作品です。

これを役者を使い再現するにはやはり舞台が適切な場かなと思いました。

ドラマだと表現性が難しいと思います。

またアニメ化もされたのですが、それはそれで面白いのですが、どうしても原作の作りを再現できていないようにも思えました。

四畳半神話大系を読んで欲しい人は?

すべて出来事にときめく(かつてときめいていた)大学生、腐っている(かつてふてくれてばかりいた)大学生のみなさんや、かつてはそんな学生時代を過ごしていたすべての社会人のみなさんに勧めたいです。

作品の中の舞台は京都の街並みやお祭り、京都大学ではあるのですが、わたしは全然関係ないわたしの大学時代の周りの人、街並み、通っていたキャンパス、あの頃の出来事や恋愛を思い浮かべながら読むことができました。

この作品は大学生に圧倒的に支持されていると書店のポップでかつて読んだことがあるのですが、単純な恋愛小説ではなく、男女それぞれの視点で語られていくような構成がとても凝っています。

言葉もいちいちユーモアがありお洒落で洗練されているので、女の子だけでなく、男の子も恥ずかし気なく人にこの本めっちゃ好き!と言いやすいのかなと思います。

アニメでは星野源さんが声優をやったりしているので、アニメは観ている人は多くても原作を読んでない方はまだまだたくさんいると思います。

アニメを見て登場人物のビジュアルのイメージが頭にある方はきっと読みやすいのではないでしょうか。

森見登美彦のプロフィールや経歴について

森見登美彦さんのプロフィールや経歴について、ご紹介してきます。

  • 名前:森見登美彦
  • 年齢:45歳
  • 生年月日:1979年1月6日
  • 出身:奈良県

奈良県出身で京都大学に進学するために京都へ移住。

京都人でない京都の大学生という経験、視点での作品が多く支持されているように思います。

大学生モノの作品「太陽の塔」で2003年に第15回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しました。

その後も大学生モノ作品、「四畳半神話体系」、「夜は短し歩けよ乙女」などで数々の賞をとりアニメ化などもされていきました。

大学生モノ以外でも小学生の男の子の主人公の「ペンギンハイウェイ」も第一回山田風太郎賞候補、第31回日本SF大賞を受賞、アニメ化もされて高い評価を受けました。

2022年には京都の劇団のヨーロッパ企画の代表的な舞台作品である「サマータイムマシンブルース」を自作の「四畳半神話大系」の世界観で描いた作品「四畳半タイムマシンブルース」のアニメ化も成功しました。

舞台が京都の作品が多く、彼の作品のファンの方は京都旅行に小説の一行しか出てこないようなお店にも聖地巡礼に行ったりするような方が多いようです。

森見登美彦の代表作品

森見登美彦さんの代表作品をご紹介します。

夜は短し歩けよ乙女

四畳半タイムマシンブルース

太陽の塔

まとめ

『四畳半神話大系』は、森見登美彦さんならではのユーモアと幻想が詰まった名作です。

大学生活の刹那や選択の連鎖を描きつつ、誰しもが経験する「もしあの時…」という後悔や憧れを鮮やかに表現しています。

この作品は、学生時代を懐かしみたい方や人生の分岐点を考える人に特におすすめです。

アニメや舞台も素晴らしいですが、原作の深みと文章の妙をぜひ楽しんでみてください。

この作品から自分の人生にも新しい発見があるかもしれませんよ。

それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。

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